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【イベント】「朧月下の宵桜」(後記)

冷たい風が、山の尾根を静かに渡っていた。 都の北。 人も寄りつかぬ深山の奥。 黒き巨岩――殺生石は、今なお大地へ根を張るように鎮座していた。 かつて都を揺るがした大妖と怨念。 その残滓を封じ続けるため、石の周囲には幾重もの術式が刻まれている...
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【イベント】「朧月下の宵桜」(補記)

イベント内で使用したセリフを抜粋して、以下に記載いたします。【禅都銀行前】◆五位の蔵人皆様、本日はよくぞ集まってくださいました。我らは、真にこの国を憂う者にございます。今の朝廷は腐っております。民を導くべき主上は、ただ祈り、祭事を行うのみ。...
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【イベント】「朧月下の宵桜」(前記)

秋の終わりだった。 乾いた風が、御所の庭に植えられた紅葉を揺らしている。池の水面には朱の葉が浮かび、白砂には細かな影が落ちていた。 その庭を、幼い少年が駆けていく。「兄上っ! 待ってください!」 高く響いた声に、前を歩いていた少年が振り返っ...
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【イベント】「妖魔と少年の魂」(後記)

山を下りた頃には、空はすっかり茜色に染まっていた。峠を越えた先の小さな宿場町は、夕餉の支度を始める人々の声と、どこか香ばしい匂いに包まれている。妖気に満ちた廃村とはまるで別世界のような穏やかな光景だった。宿へ辿り着くなり、おさきは机へ身を乗...
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【イベント】「妖魔と少年の魂」(補記)

イベント内で使用したセリフを抜粋して、以下に記載いたします。【禅都銀行】◆玄道……皆、よく集まってくれた。此度は、そなたらに力を借りたい件があり、こうして集まってもらった。我らはしばらく前より、各地を巡る旅をしておる。山を越え、里を渡り、人...